ちいさいひと青葉児童相談所物語 第1巻 あらすじ・ネタバレ・感想
ちいさいひと青葉児童相談所物語 第1巻 あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。
主人公の相川健太は神奈川県の青葉市の児童相談所で働くことになった。
児童相談所というのは、簡単に説明すると育児放棄や虐待をされている子供たちを助ける機関。
そこで自分の夢を叶えるために入社した健太だった。
同期の長澤綾香は一時保育の保育士という仕事に就き一緒に働くことになった。
青葉市の児童相談所には自分を助けてくれた恩人である、藤井東児が働いていた。
そんな中、薄暗い部屋で少女二人(愛莉、莉子)だけが取り残されて、母親から虐待を受けていた。
たまに届けられるコンビニ弁当などのジャンクフードが生命線だった。
1歳6か月の愛莉を一人で面倒を見る5歳の莉子、
コンビニ弁当の袋が散らかった薄暗い部屋で一所懸命育児をしていた。
この二人の母親の涼子は自分の母親への苛立ちを抑えられずにいた。
彼女の母は離婚していて、新しい旦那と一緒に暮らしていることが気にいならなかったのだ。
そんな彼女自身も離婚をしていて、元旦那とは連絡も取っていない状況だった。
そして不満が自分の子供への虐待へと変わっていってしまっていた。
毎晩のように男と飲み歩いてはストレスを発散していた。
そしてたまに食事を持って自分の子供に会いに行くのだが、食べ物だけ置くとすぐに帰ってしまった。
子供の1歳六か月の検診にも来ず、子供の顔も見ないという報告を受けて、児童相談所の職員たちが動き出す。
実家に連絡する職員に腹を立てた涼子は、電話で児童相談所に怒鳴り込みを掛けるのだった。
その涼子の電話を出たのが健太だった。
昔の母親から受けた虐待のトラウマが蘇ってしまい、呆然としてしまう。
「健太なんか産まなけりゃよかった!!!」
そんなトラウマから子供を救わないといけないという衝動に駆られる。
「お子さんは本当に元気なんですか?」涼子に問い詰める健太。
二人の子供の運命はどうなってしまうのか・・・!?
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ちいさいひと青葉児童相談所物語 第1巻 感想・レビュー・評価・評判
正義感溢れる主人公の相川健太が初めて自分の夢だった児童福祉司になることができたんですけど、
最初に降りかかる虐待の問題がかなりヘビーです。
自分の子供をマンションの一室に監禁して、ろくに食べ物も与えずにしている所謂ネグレクトという虐待を行っているのですが、
散らかった部屋に幼い少女が二人いるという状況だけでも悲しくて胸が苦しくなりました。
健太も幼い頃に母親から虐待を受けていて、その時の気持ちが蘇るシーンは胸が痛みました。
自分は虐待は受けた事がないですが、このような事をされている子供は本当に心が歪んでしまうだろうと思いましたね。
自分にも一人の男の子がいますが、こんな思いは絶対にさせたくないと心から感じる事ができる作品でしたね。
虐待をしてしまう人は心が病んでしまっているから、早くそれを治そうとする行動しか解放される方法はないと思います。
児童福祉司などに相談するのも良いですし、心の病気と向き合って欲しいと思いました。
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